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「PLUTO 2巻」

PLUTO (2) ビッグコミックス
浦沢 直樹
小学館 2005-04-26


by G-Tools

「PLUTO 2巻」を読みました。

1巻を読んだ時に、すでに「これは傑作だ」という確信がありましたので、2巻を読んで改めてほめる言葉が見つかりません。
強いて言うならば、記憶の再編、平和とは正義とは何か、殺意とは何か、というさらに多くの問題提起がなされ、物語により深みが加わっているということでしょうか。

作中、どうみても今回のイラク戦争を風刺したのではないかと思われる描写があります。
最初、そのシーンが出てきた時に、僕はヒヤリとしました。それは、悪い方の意味、つまり懸念の方です。
「劫尽童女」の感想でも触れたかもしれませんが、僕はSFに個々の事象への批判を期待していません。もっと根源的なもの、例えば戦争を起こしてしまう国家の論理や人間の感情・理性のあり方といったものについての問題提起を期待してます。
しかし、僕の懸念はやはり杞憂でした。イラク戦争への風刺は、匂わせるに留まり、そこから発せられる問題提起は、もっと奥深い部分へ切り込んでいるものだと感じました。

また、巻末の手塚眞氏の解説も秀逸です。すでに一つの権威になっている「手塚治虫」およびその作品を今後どうしていくべきかについての苦悩が伝わってくるような気がしました。
「今までみんな手塚治虫にオマージュを捧げてばかりで誰も戦いを挑んだものはいないので」という一節も、非常に重い言葉だと思います。

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