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「機動警察パトレイバー2 the Movie」

B00012T0I0機動警察パトレイバー2 the Movie
ヘッドギア 押井守 冨永みーな
バンダイビジュアル 2004-01-23

by G-Tools


劇場版3作の中でも、最も原作の世界から遠いのが、この作品ではないでしょうか。
よい意味でも、悪い意味でも。

テーマの重さ、という意味では、この作品が最も重い所をついているでしょう。
PKOやら湾岸戦争やらがあって、日本における「平和」ということを真剣に考えさせられた時代のアニメだな、という感じがします。
もちろん、それは現在でも通用するテーマであろうとは思いますが。

でも、僕は、こういったテーマを小説や映画に盛り込むのはあまり好きではないのです。
それは、1つには、こういった政治的な問題は、小説や映画で架空の話として描くのではなく、現実の問題として現実の世界で論じることではないかと考えるからです。
もう1つは、こういうテーマを扱ってしまうと、現実世界のできごとをふまえた話になりがちで、作品世界が作品の中で完結しきれない場合が多いからです。
(たしか、「PLUTO 2巻」や「川の深さは」の感想でも同じようなことを書いた記憶がありますが…)

この作品においても、冒頭のPKOの場面で、日本の部隊が反撃せずに全滅してしまったのはどうしてなのか、という事情は一切語られていません。また、登場人物たちのいう、幻想としての平和とはどういう意味なのか、ということも、きちんとは説明されていません。
物語の中で、設定やストーリーを利用して、現実を上回るインパクトのある衝撃を見ている側に与えられるのであれば、架空の物語を通してそういうテーマを語ることにも意義があると思うのですが、そこまでは感じなかったですね。台詞のかっこ良さは感じましたが、そのかっこ良さがわかる人というのは、この映画を見ないでもそういった問題についての理解がある人なのではないかなぁ、と思ってしまうのです。
強いて言えば、日常の風景の中に軍隊が存在し、それに人々が違和感を感じなくなっていく様子には、インパクトがありましたが…。
それでも、今回の事件で恐怖を感じていたのは、警察やら自衛隊やらの組織の人々であって、大衆の目から見た戦争というのは、あまり描かれていなかったんではないかな、ということを考えると、この作品に高評価をつけることにためらいを感じてしまうのですよね。

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