3月12日に、109シネマズMM横浜にて鑑賞。
ヤッターマンは、ちょうど僕が中学生の頃の番組で、リアルタイムで見ていた世代です。
悪玉トリオの歌も、空で歌えたりします。「好っきなもの、好っきなもの、ダイナモンド♪」…違う…。「悪っいこと、する度に人気が出ちゃう♪」…これも違う!
てな冗談は置いておいて、そんなわけで、深田恭子のドロンジョは「アリ」か「ナシ」かは、実写版ドラゴンボールは「アリ」か「ナシ」かよりも極めて重大な問題なのであります(笑)
※蛇足ながらつけ加えておくと、原作のドラゴンボールだって、ピッコロ編が終わった後は、初期のマンガとはずいぶんと趣きの違ったものになっていたわけで、本来なら、原作の世界観云々の話は、その時に出てしかるべきだったと、今でも思ってます。
さて、そんなわけで、深田恭子のドロンジョですが、僕的には、十分「アリ」です。
ドロンジョは、コスチュームはセクシー系ですが、愛嬌のある所もあって、それが故の「どこか憎めない悪役」なのですが、そんなイメージに、思ったよりぴったりあてはまってました。欲をいえば「やっておしまい!」はもう少し苛立ちをふくんだ声でやって欲しかったかな。「スカポンタン」の発声が割りと良かっただけに、残念。ヤッターマン一号にふられた後の立ち直り具合といい、ドクロストーンのダブルアタック(これも懐かしいネタですね)に至る雰囲気といい、なかなか良かったと思います。「下妻物語」の迫力には及んでなかったかなぁという所はありますが。
しかし、それ以上に「ハマっている!」と感じたのは、生瀬勝久さんのボヤッキーです。セリフ回しだけでなく、表情の作り方まで、完璧。トンズラーのケンドーコバヤシさんも良かったですが、ドロンジョとのからみで、ボヤッキーの方が目立つ出番が多いですから、その存在感は抜群です。
というより、この映画、悪玉トリオを主役にするつもりで作ったんじゃないかと思われる感もあります。ドロンボーの歌(『天才ドロンボー』というらしい)を二番までいれてるくらいですからね。往時のファンの人は、あれを見るだけでも映画代を払う価値があるんではないかと思います。
それに対して、ヤッターマンの方は、微妙にカッコ悪く描かれてます。
70年代後半というのは、「ヤマト」とか「三年B組金八先生」とか、割りと大上段にふりかぶった作品が多かった時代です。その後、「ガンダム」に至って、単純な善と悪ではない世界観が出てくるというのが、アニメの世界での一般的な認識になっています(金八先生はアニメじゃないですけど)。だから、ヤッターマンをそういう風に描くのは、ある意味「押し付けがましい」正義に対するアンチテーゼのようなものがあるのかもしれません。
でも、僕は、この作品については、あえてそれを強調する必要はなかったのじゃないかな、と思います。というのは、ヤッターマンは明らかにコメディであり、もともと高らかに正義を謳い上げる作品ではなく、元よりそれをパロディ的に描くことで茶化してやろうとする雰囲気があったと思うからです。まぁ、それが過剰すぎて作品の雰囲気を悪くするという所までは行っていないので、だから映画自体を失敗と判断するまでの所ではないですが。
あと、「ちょっとこれは…」と感じたのは、前半のシモネタかな。あのロボットの動きはちょっとねぇ…。
ただ、気になった所というのは、そんなもので、おおむね満足のいく作品でした。
あの作品の面白さには「マンネリであること」も含まれているので、その辺がどう料理されるのかな、と思っていましたが、そこはうまく処理されていたと思います。
渋山駅ハッチ公口とか、竜の子プロのアニメで育った世代には、懐かしいネタも満載です。
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