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「魔法少女 まどか☆マギカ」 その2

魔法少女まどか☆マギカ 3 【完全生産限定版】 [Blu-ray]

記事が長くなってしまったので、分割です。2回のつもりだったのですが、3回になりそう(笑)。
今回は、ストーリーやキャラクターの魅力について書いてみたいと思います。
このブログでは基本的にネタバレをあまり気にせず書いているので、未見の方はご注意下さいね。

この物語が本性を現すのは第3話から。先輩キャラ・巴マミさんの描写が光ります。これまでのマミさんは、色々なことを知っていて、美しく戦い、そしてまどかたちのことを気づかってくれる「憧れの先輩」といえる存在でした。しかし、第3話では、彼女がこれまで抑えてきた寂しさが垣間見えてきます。その寂しさが深いものであればあるほど、それまでそれを隠してきた(あるいは隠してこざるを得なかった)彼女の心情が、せつなく感じされるのです。そして、その寂しさが、まどかの存在でよい方向に向かいそうな雰囲気から、一気の暗転。心理描写・ストーリー展開・アニメーション画面の美しさ、全てが素晴らしい。

そして、その悲劇を受けての第4話。これまでずっとまどかに冷たく接しており、真意の見えなかったほむらが、少しだけ感情を垣間見せる場面があります。もちろんこの時点で見てもジンとくるところなのですが、最終話まで見終わってからもう一度この場面を見返すと、その威力は倍増どころではありません。これまでほむらが見てきたという「魔法少女の死」の中には、彼女にとって一番大切な存在である人のことも含まれています。彼女自身が手をかけた時もあったのです。その事を思い出しながら、まどかの質問に答える彼女の心境は、言葉にできないほど切ないものだったでしょう。マミさんのことを忘れないというまどかの言葉を聞く時の、ほむらの表情と動作。まどかに言っているようで、実は自分に言い聞かせているほむらのセリフには、非常に重い意味があります。

5~9話は、まどかの友人である美樹さやかと、他の町からやってきた魔法少女・佐倉杏子の物語になります。
他人のために自分の願いを使い、その事を守り通そうとするさやかが、自分の中にある黒い感情に気づいた時の絶望感はどれほどのものだったでしょう。そして、かつて他人のために願いを使い、その結果に絶望して「自分のためにだけ魔法を使う」生き方を選んだ佐倉杏子とのぶつかり合い。
そして、この中盤で、ソウル・ジェムの秘密や魔法少女とはどういう存在なのかが明かされ、ストーリー進行上でも大切な役目を果たしています。
でも、個人的には、1~4話や10話以降と比べると「好き」の度合いが下がってしまいます。さやかと恭介の関係(というか恭介の設定)がちょっと「王道すぎる」と感じることや、さやかにしろ杏子にしろ、感情の変化が大きすぎて、やや早急に感じてしまうのです。さやかに大きな影響を与えるひとみ(まどかやさやかの親友)の件も、何の伏線もなく唐突だし、後でさやかが言う「いい子」にはあんまり思えない点がなんとも。
それから、これは僕が男であったり、サイバーパンクが好きなことと関係するかもしれないけれど、ソウルジェムの正体について、まどかやさやか達が感じていたほどショックを受けなかったということもあるかもしれません。そこだけは、ちょっとキュウべえ的だったりして…(笑)。

そして、暁美ほむらの謎が解き明かされる第10話。反復型のタイムトラベルの話なのですが、反復する度に色々な出来事が少しずつ違った形で起きており、ほむらがこれまで披瀝してきた知識がどういう形で蓄積されてきたのか、「なるほど!」と思わせる展開で描かれています。そういったストーリー面が素晴らしいだけではなく、心理描写も素晴らしい。ほむらが何度でも諦めずに時間を繰り返す原動力となる「喪失の悲しみ」。まどかがほむらに寄せる友情がどんなものであったのか、具体的なエピソードはあまり語られないのですが、それを吹き飛ばすような「別れのシーン」の作画と声の演技が素晴らしいです。反復を繰り返す度にほむらにどのような試行錯誤があったのか、それが彼女をどういう「決意」に駆り立てていくのか、その描写も見事です。

そして、物語はラストへと向かうのですが、最後はやや理屈に走り過ぎたな…という感じもしなくはありません。まどかが最後はどんな形で事態の解決を図ったのか、テーマ的な面は1つ前の記事で触れましたし、理屈付けに関しては、次回行うつもりでいます。

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