フォト

Google AdSense

twitter

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月

今さらですが「TARI TARI」を語ります その6

TARI TARIの主要キャラについて、一人ずつ取り上げてきましたが、その最後を飾るのはウィーンです。ウィーンというのは本名ではなくあだ名なのですが、本名の方は作中でもちらっとしか出てきません。
本名は前田敦博といい、6歳から18歳までオーストリアのウィーンで過ごし、高校三年生の初夏に日本に戻ってきたという設定です。彼の亡くなった祖父がお金持ちだったようで、祖父が会社に寄付したものを借りているという家は、鎌倉文学館がモデルになっています。鎌倉文学館は、元前田侯爵家の別邸ですから、彼の名字はここから採られているのかもしれませんね。

物語前半のウィーンは、変な日本ガイドを読んで勉強したせいで妙な勘違いをしていたり、来夏に嘘八百な話を信じ込まされたりと、どちらかというとボケ担当のムードメーカー的な描かれ方をしていました。ガンバライジャーという戦隊物の番組が好きで、そのフィギュアを大切していることや、ヤンという少年に手紙を書いて近況を報告していることなどは描写されていますが、彼自身にやりたいことがあるようでもなく、大智や来夏にひっぱらっれる形で、面白そうと思うことにつきあっているという雰囲気でした。人のやる気に素直に反応して、自分もやる気になってしまう気の良さが、彼の魅力の一つではあるのですが。
彼とヤンの関係が明かされたり、彼の好きな戦隊物の話がメインになったりした、いわゆる「ウィーン回」は、合唱時々バドミントン部が商店街の宣伝のためにご当地ヒーロー「ショウテンジャー」のバイトをしたエピソード(第9話・第10話)なのですが、僕の中でウィーンへの好感度が跳ね上がったのは、白祭の準備が始まってからですね。
大智の時に少し触れましたが、白祭で彼らが演じることになった歌劇のために、ウィーンが小道具を作ることになります。しかし、白祭が学校の都合で中止になり、彼の作った小道具も学校によって処分されてしまいます。ゴミ集積場まで探しに行きますが、時すでに遅く、残骸が回収できたのみ。白祭が中止になったイライラも重なって、大智や来夏が言い争いを初めてしまうのですが、そこでウィーンが突然歌を歌い出し、その場の刺々しい雰囲気を変えてしまいます。何度も諦めずに立ち上がる…という歌を即興で歌うだけでなく、小道具を探してくれたことに感謝の言葉を言うウィーン。その言葉で、またみんなの気持ちが前向きになっていきます。
その後も小道具を作り直すのに精力を傾け、部室で寝てしまってぐったりしているウィーンの姿は、妙にいじらしかったです。

ちなみに、ウィーンの声を演じた花江夏樹さんは、この作品で初めてレギュラーキャラクターを演じたそうなのですが、その後「凪のあすから」の先島光、「アルドノア・ゼロ」の界塚伊奈帆と僕の好きなアニメで主役を務めています。好きな作品で知った声優さんが活躍しているのを見ると、なぜか嬉しいものです。

今さらですが「TARI TARI」を語ります その5

9月6日(土)に、TARI TARIのトークショーが新宿でありました。僕は仕事の都合で参加できなかったのですが、ツイッターでトークの内容を投稿してくれる人がたくさんいるおかげで、トークの概要は知ることができました。
このトークショーでは新たな発表が2つありました。1つは12月にBlu-ray BOXが発売になり、新曲に合わせた約7分の新作ショートアニメが収録されるということ。もう一つは、TARI TARIで新しい企画ができないかキックオフミーティングが行われたということです。新企画については何か具体的な決定があるわけではないようですが、個人的には劇場版を期待したいところです。

さて、今回は田中大智の話。
彼は白浜坂高校唯一のバドミントン部員で、来夏たちの勝負に負けてしまったために人数合わせで合唱部に入ります。彼はバドミントンで世界選手権に出場することを夢見ており、実際に高校の全国大会で8位に入賞する実力の持ち主でもあります。ただ、あまりにバドミントンに熱心なために親しい友人もおらず、空気の読めない発言をすることも少なくありません。それで来夏や和奏に罵られるシーンもありました(笑)
そんな彼ですが、転校生のウィーンの世話を先生に頼まれたことで彼と親しくなり、合唱時々バドミントン部に入ることで来夏・紗羽・和奏と親しくなりということで、次第に仲間といる楽しさを知っていきます。
終盤、学校の都合で中止になってしまった文化祭を自分たちだけでやろうとするエピソードがあります。それまでいじられキャラの様相を呈していたウィーンが小道具の作成に思わぬ才能を見せ、大智は何か自分にもできないか焦り始めます。美術部に背景の描き方を習いにいったり、裁縫部に衣装の縫い方を習いにいったりするのですが、不器用な彼は当然うまくこなすことができません。しかし、不器用だけれでも一途な姿を見た周囲の人々が彼に協力を申し出てくれ、最初は合唱時々バドミントン部だけの活動だった自主的な文化祭が、他の部を巻き込んでの催しになっていくわけで、結果的に彼の果たした役割は小さくありません。
大智は最後にはスポーツ推薦で大学に進学するわけで、バドミントンに一途な点は最初から最後まで変わりのないのですが、そう考えると彼なりの変化があったのだな…とわかります。
もう一つ、彼の作中の大きなトピックスといえば紗羽との関係ですね。
最初は大きな舞台に立つことへの憧れと、彼女の夢を「かっこいいな」と認めてくれたことから、紗羽の方が大智に好意を持ったようです。しかし、人付き合いになれていない大智は、始めは紗羽をあまり異性として意識していないようでした。劇の背景を手伝ってくれることになったハマチの頼みで紗羽の写真を撮ることになった彼が、改めて紗羽の魅力に気づく、というのも彼らしいエピソードです。
TARI TARI唯一のカップルとしてやっかみを受けやすい立場にある彼ですが、ネットの反応を見る限り、男性陣の受けもよいようです。新作では、彼と紗羽の恋が成就しているとよいな、と思うのですが、どうなるでしょうか。

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »