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高山市合併10周年を記念映画「きみとみる風景」

映画「きみとみる風景」を新宿K's cinemaにて見てきました。
この映画は高山市合併10周年を記念して、地元製作委員会が中心となって撮影された映画です。

公式サイトはこちら

「高山を離れ、よその地で頑張っている家族や知人が『久しぶりに高山に帰ってみようかな』と思ってくれるような」「縁あってよその地から高山に移り住んだ方から故郷へ『こんな高山でがんばっているよ』を伝えられるようなそんな映画を作ってみたい」というコンセプトで作られた映画(HPより)なので、高山に住んでいるわけでも、高山出身でもない人間が見て楽しめるものか、正直不安な部分もあったのですが、それでも、充分楽しめる映画であったように思います。

「きみとみる」という言葉がタイトルにあるように、単に「風景の美しさ」「町並みの美しさ」を記録したものではなく、幼い時に体験した「誰かとの記憶」が、今を生きる大人にとって、これからを生きる子供にとって、大切なものになるのだというメッセージが込められた映像だったと思います。

もちろん、手放しに褒めるのは躊躇われる部分もあります。
幼い頃に少しだけ高山に住んだことがあるけれども、特に高山に思い入れを抱いているわけではない写真家が、この物語の主人公です。
彼女に声を掛け、高山の良さを理解してもらおうとする人物が登場するのですが、僕から見ると彼の行動は無遠慮すぎますし、それに抵抗を感じながらもついいいなりになってしまう主人公の気持ちは、もう一つ理解できないところでもあります。「故郷を持つ人間と持たない人間」「人に心を開けず人を撮るのが苦手な写真家が人を撮れるようになる」という対比や変化は、わかりやすくはありますが、そんな単純なものではないだろうという気持ちもあります。

ただ、「観光客」というにはしばしば高山に足を運び過ぎている自分の経験からして、高山の方々が「部外者」であるはずの我々に見せる屈託のなさは、確かに僕らに安心感をもたらし、「また高山を訪ねてみたい」と思わせるのに値するものだったりするのですよね。

僕が映画を拝見した23日には、監督や高山市の企画の方、撮影にも関わったNPOまちの縁側育み隊代表の方のトークショーがあったのですが、その中で「これからの観光は小さなコミュニティの集合という側面があるのではないか」(表現はずいぶん違うと思います)という意味のことをおっしゃっていて、なるほどそれは正しいなぁと思いながら聞いておりました。
そんなわけで「ちょっと強引過ぎるだろう」とは思ってもそれが「良くない」とは思えないところが、自分自身あるのですね。
主人公のコミュニティへの溶け込み方がもう少し緩やかで自然ならば、彼女を助けようと思う彼の気持ちがもう少し穏やかで性急なものでなければ、もっと素直に映画を楽しめたかも、というのが正直な感想です。

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