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東北旅行記03

3日目の朝、まずは花巻駅で「ハルチカ」のカット合わせの写真を撮影しました。カット合わせ用のスクリーンショットは、昨晩ネットで検索しました。全部のカットが見つかったわけではないので、そこは曖昧な記憶を頼りに。
その後はバスで宮沢賢治童話村・宮沢賢治記念館へ。ここも塩屋埼灯台やマルカンデパートと同様に「桜の下で待っている」の舞台になった場所です。
宮沢賢治は、僕もある程度は読んでいるのですが、童話系では僕はどちらかというと芥川龍之介の方が好きで、宮沢賢治は象徴的すぎるように感じてしまって「大好き」というほどではありません。
ただ、「桜の下で待っている」もそうですが、「文学少女」シリーズの「〝文学少女〟と慟哭の巡礼者」や「ビブリア古書堂の事件手帳」でも宮沢賢治の作品が題材となっていて、そこで語られる賢治の作品というのはすごく魅力的に見えるのですよね。
花巻駅から宮沢賢治記念館まではバスで20分ほど。朝早かったせいか車で観光する人が多いせいか、そのバスを利用して記念館に行ったのは僕一人だけでした。
最初にバスの中から見えたイーハトーブ館という場所に行きました。ここは宮沢賢治に関する書物を閲覧できたり、講演会を行うホールがあったりする施設のようです。今日はそこまで長い時間はいられないので施設内には入らず、イーハトーブ館から記念館へ続く「ポランの広場」という公園を散策しました。賢治が設計したが実現できなかったという南斜花壇・日時計花壇が作ってあったり、タイルを使った作品のイメージ画が描かれていたりしました。冬なので花壇にはわずかに芽が出ているくらいで、もっと花の咲いている季節であれば美しかったのではないかと思います。
雑木林に囲まれた道を上って記念館に辿り着きましたが、こちらは後回し。バス停近くに降りる長い階段を通って、童話村の方を先に見学します。
童話村には広い庭があって、賢治の作品に出てくる山野草が見られる小径があったり、様々なオブジェが置かれていたりしますが、全部見て回るだけの時間と体力がないのが残念(笑)。入場券を購入して「賢治の学校」へ入場。ここは、宮沢賢治の童話の世界を体感できるような施設になっています。「桜の下で待っている」の描写が秀逸過ぎて自分の文章で書く気がしないので、ここがどんな場所か知りたい方は、是非「桜の下で待っている」をお読み下さいませ(笑)
次に同じ敷地内にある「賢治の学校」へ。こちらは、賢治の作品に登場する石や鳥や動物や星などを、作品内の文章と写真・音声などを使って体験してもらう施設です。鳥の鳴き声が流れたり、動物の毛皮を触ることができたり、なかなか凝った展示です。
僕は結構あちこちの文学館に行っている方だと思うのですが、作品や人物の解説、直筆原稿や遺品の展示などをしている文学館より、作品世界を体感できるような施設の方が好きです。これまで訪ねた中では、金沢の泉鏡花記念館が好みなのですが、童話村はそれに近いものがありました。
さて、次は記念館の方です。が、実は朝食を食べていなかったので、記念館を見る前に、敷地内にある「山猫軒」というレストランで少し早めの昼食をとりました。もちろん「注文の多い料理店」にちなんだ名前で、店の入り口には「どなたもどうかお入りください 決してご遠慮はありません」「ことに肥ったお方や若いお方は、大歓迎いたします」などと書かれた看板も掛かっています。
食事の後は記念館へ。「桜の下で待っている」には記念館の描写もあるのですが、こちらは2015年4月に展示がリニューアルされたようで作中の描写とは様子が違っています。
「科学」「芸術」「宇宙」「宗教」「農」という5つのコーナーに分けられた展示になっていますが、どうも作品内容や作品世界を解説するというより、物語が生まれた土壌となる「科学者としての賢治」「農業人としての賢治」という切り口で賢治を紹介しようという展示のように思えました。
特別展では『「銀河鉄道の夜」はどう生まれたのかー 草稿の謎にせまる』という展示を行っており、これが先にも書いた「〝文学少女〟と慟哭の巡礼者」に出てきた内容を思い起こさせるもので、非常に興味深かったです。帰りに売店でこの展示の図録を購入してしまいました。
「銀河鉄道の夜」の原稿を、原稿用紙の紙の質や、校正に使われたインクの質などから分析し、どのように原稿が修正されていったのかを研究しているわけですが、執筆環境がデジタル化した現代の作家の場合、こういう形での作品成立の研究はできなくなるんだろうな、みたいなことも考えてしまいました。

一応帰りのバスの時間は調べてあったのですが、それに間に合う時間には周りきれなかったので、帰りは新花巻駅まで歩ききました。下り坂なのでそれほど大変ではなく、所要時間は20分ほどでした。
実はこちらの駅も「ハルチカ」に登場したので、もともと帰りはバスでこちらに出るつもりだったので問題ありません。駅前の風景を撮った後は、駅の待合室で高校野球を見ておりました。
新花巻から釜石線で花巻駅へ戻ってきました。釜石線の時間が合えば遠野あたりまで往復しようかとも思っていたのですが、適切な時刻の列車がありませんでした。すぐに仙台に向かってもよかったのですが、それももったいないので、宮沢賢治の墓所がある身照寺まで行ってみることにしました。ネットで調べると徒歩20分とのことですので、往復で1時間。1時間半後に上り列車があったので、ちょうど良い時間です。身照寺は「ハルチカ」にも出てきたので一石二鳥。
徒歩で身照寺に向かうと、途中に「ぎんどろ公園」という公園がありました。公園内の案内を読むと、賢治の勤めた「花巻農学校」の跡地なのだそうです。ぎんどろ公園を過ぎるとすぐに身照寺です。賢治のお墓に手を合わせ、戻ってきてちょうどよい時間でした。
花巻を15時38分に出発。一ノ関・小牛田で乗り換えて、18時23分に仙台着。すぐにホテルにチェックインしました。連日、長い時間列車に乗っているので、流石に疲れており、しばらくはホテルで横になっていました。夜9時近くなって、夕飯を食べに外出。特にお店は調べてなかったので、とりあえずはアーケード街に向かいました。仙台名物・牛タンのお店が目についたので、東京ではみかけない系列のお店を選んで入店。大盛で2000円と少し奮発しましたが、とても美味しかったです。

旅行記をまとめるにあたって確認のためホームページを調べたのですが、賢治関連の施設のホームページがわかりにくいので、リンクをまとめてみました。

■宮沢賢治イーハトーブセンター
http://www.kenji.gr.jp/
■ポランの広場
http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03205/891.html
■宮沢賢治童話村
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shimin/176/181/p004861.html
■宮沢賢治記念館
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/501/miyazawakenji/p004116.html
■宮沢賢治関連の観光資源データベース
http://www.kanko-hanamaki.ne.jp/marugoto/category.php?c=3

posted by (C)akira

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コメント

おはようございます

「桜の下で待っている」の記念館はよかったですね。
絶対に行ってみたいです。と、本を読んでも思ったのですが、今回一層その気持ちを新たにしました。
ありがとうございました。

涼さん、こんにちは。
「桜の下で待っている」お読みになってるんですね! 彩瀬まるさんの小説は大好きで、既刊は全部読んでます。
イーハトーブ館は花壇に花が咲いている時期に、もう一度行きたいです。童話村の庭も、ゆっくり散策したいですね。
涼さんも是非、おいでになって下さいませ。

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